書影
  • 地域デザイン学会/編
  • A5版 並製 240ページ
  • ¥2750 (本体価格 ¥2500 + 税)
  • 2017年03月15日 発売

特集 地域経済と観光ビジネス

地域の新たな魅力を創生する。その仕組みとヒントがここにあります。

地域デザイン学会は、グローバル時代における「地域」の可能性を「コンテンツからコンテクストへ」という視点から学際的に研究する団体。本書は同学会が年2回発行する研究論集。
今号の特集は「地域経済と観光ビジネス」。原田保(同学会理事長)ら研究者による論文と研究ノート、またシンポジウム、フォーラム、講演の記録などを収録。

目次

巻頭論文 コンテクスト・ツーリズム:価値共創の視点から 庄司真人

論文1 「ニューツーリズム」と「地域ツーリズム」のコンテクスト転換―「ツアー概念」から「トラベル概念」への“原点回帰” 原田保

論文2R 国際観光振興に資する非営利組織を活用した地域ブランドの構築とLBモデル 福岡賢昌

論文3R 地域再生装置としての観光ビジネスに関する考察―レント分析を中心に 大橋松貴

論文4R 祭りの組織進化の研究―盛岡さんさ踊りを事例として 髙木栄

研究ノート1R 旅館業の市場情報活用と価値創造のマネジメント―伊香保温泉旅館天坊における「場」に着目した考察 大野富彦

シンポジウム 地域経済活性化に向けた取り組み

第一回コンテクストツーリズムフォーラム講演要旨 着地型観光事業における「地域の魅せ方」を考える―次世代着地型観光の登場=コンテクストツーリズムへの期待

第一回健康生活デザインフォーラム講演要旨 地域デザインから捉えた「健康な」生活を考える―人の健康・社会の健康・地域の健康を捉えたコンテクストデザイン

北海道地域部会第2回研究会講演要旨 地域の戦略資源としてのマリモ―科学研究を基礎とした新価値の創出 若菜勇

著者紹介

地域デザイン学会(チイキデザインガッカイ)
2012年設立。地域振興や地域再生を、コンテンツではなく、知識や文化を捉えたコンテクストの開発によって実現することを指向し、学際的、業際的な地域デザインを知行合一的に推進しようとする学会。