書影
  • 中村元/著 山内創/著
  • A5変形版 並製 96ページ
  • ¥1512 (本体価格 ¥1400 + 税)
  • 2017年07月09日 発売

北の大地の水族館で学ぶ「いのち」のつながり

オショロコマが群れ泳ぐ、世界初・煌めく生命(いのち)の滝つぼ。冬になると川面が凍りつく、日本初・北の大地の四季の水槽。幻の大魚イトウをはじめ、世界の淡水魚の活力に満ちた美しい姿。

魚が魚を捕食する行動を見せる人気イベント「いただきますライブ」で知られる、北海道・北の大地の水族館。

NHK「探検バクモン」やTBS「マツコの知らない世界」出演で話題沸騰の水族館プロデューサー・中村元が、館長・山内創とともに、水中世界の魅力と、北の大地の水族館の展示にこめた「いのち」への思いをたっぷり紹介します。

「おいしそう!」 からはじまる世界へようこそ。知っておきたい、魚料理の食べ方の解説も収録しています。

書影2
書影3

前書など

水族館にお越しいただいたみなさんには、わたしたちがお見せする水中世界の美しさをぞんぶんに楽しんでほしいのです。
 そこに息づく命の姿に、好奇心をかき立てられてほしいのです。
 もちろん、魚たちをおいしそうだと思ったら、声に出して「おいしそう!」と言ってみてください。きっと彼らのことがますます好きになるでしょう。
 本書では、北海道北見市にある「北の大地の水族館」を紹介します。この水族館では、生きている命が、生きている命を捕食する自然界の行動を見せる「いただきますライブ」というイベントを行っています。
 北の大地の水族館の生物たちは、北海道の大地から切り取ってきた美しくリアルな水中景観のなかで、自然にいるのと同じように命を輝かせています。
 そこには「おいしそう!」からはじまる、あなただけの発見があるはずです。

—中村元「はじめに おいしそう! からはじめよう」

目次

北の大地の水族館より
インフォメーション
はじめに おいしそう! からはじめよう

第1章 いただきますの世界を学ぶ!
Ⅰ いただきますの本当の意味
館長コラム① 水族館の「いただきますライブ」
Ⅱ 何を食べたいとも、何をほしいとも思わない—アイヌの昔話
館長コラム② 水辺の食物連鎖—森、川、海の生態学
Ⅲ 河童と日本人の世界観
館長コラム③ 北海道とサケ—淡水魚の食文化
Ⅳ 命が命を支える—いただきますの連鎖
館長コラム④ 世界の水産資源と消費—魚介類、海藻類、真珠
Ⅴ 実践編 魚をきれいにいただきます!

第2章 北の大地の水族館を歩く!
Ⅰ 北の大地の水族館のプロデュース
Ⅱ 展示の紹介
a  日本初・生命が煌めく滝つぼ
b  世界初・北の大地の四季
c  北の大地の小さな生命
d  北の大魚イトウ
e  遡上
f  世界の熱帯淡水魚

おわりに
著者プロフィール

著者紹介

中村 元(ナカムラ ハジメ)
水族館プロデューサー、エッセイスト。1956 年生まれ。鳥羽水族館副館長を経て、フリーランスで水族館の開業およびリニューアル時に展示施設のデザイン・構成などのプロデュースを行う。これまでプロデュースを手がけたのは、新江ノ島水族館(神奈川)、サンシャイン水族館(東京)、北の大地の水族館(北海道)など。トークライブ「中村元の超水族館ナイト」開催は30 回を超える。おもな著書に『水族館哲学』(文春文庫)、『常識はずれの増客術』(講談社+α新書)、『水族館で珍に会う』(エンターブレイン)、『水族館の通になる』(祥伝社新書)ほか多数。
山内 創(ヤマウチ ソウ)
北の大地の水族館館長。1987 年生まれ。北里大学海洋生命科学部で環境教育を学び、学芸員として北の大地の水族館へ赴任。2017 年より現職。